SDGsコラム

SDGs 169ターゲットの取組み事例 1-1.

SDGsの17目標の下に、169のターゲットがあることをご存じですか?
169ターゲットへの理解を深めることで、サステナビリティに関する取組みに迷いがなくなり、多くのヒントやアイデアが生まれてきます。ここでは、各ターゲットの取組み事例をいくつかご紹介します。

1-1.2030年までに、現在1日1.25ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる

教育の普及

貧困層の人々が金融教育を受けることで、計算能力、お金の貯め方や家計管理を習得できます。自分たちで銀行口座を作り、貯金ができるようになります。また基本的な読み書き、コミュニケーション能力やITスキルなど、職業に必要な技術や資格を習得することによって、自分たちの生活を改善することができるようになります。

マイクロファイナンス

マイクロファイナンスは、貧困層や収入の低い世帯向けに提供される金融サービスです。貧しい人々に小規模な融資、貯蓄や保険などの金融サービスを提供することによって、彼らが起業や自営業を行うための資金を手に入れることが可能になります。彼らの業活動が拡大すれば、雇用創出や地域の経済発展にもつながります。ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌスによって1983年に創設されたバングラディッシュのグラミン銀行は、マイクロファイナンスの先駆的存在です。

フェアトレード

先進国に暮らす私たちができること、それはフェアトレード認証の商品を選ぶことです。フェアトレードとは、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」です。国際フェアトレード認証は、適正な価格とプレミアム(奨励金)の支払い、長期的な取引、児童労働の禁止、環境に優しい生産等を基準に定め、生産者の生活改善と自立を支援しています。主にアフリカや中南米で栽培されるコーヒー、チョコレート、バナナや紅茶など、最近ではフェアトレード認証を取得した商品が増えてきています。

出典 株式会社ワンプラネット・カフェ

バナナペーパー(One Planet Paper®)は、日本初のフェアトレード認証紙です。 ⇒ 詳しくはこちら

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川瀬 健二(カワセ印刷株式会社)